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2009.03.02 (Mon)

椿姫 その4 完結

やっとのことで終わりが近くなりました。
よければもう少しお付き合い下さい。

映像版と違っていたところがありました。
アルマン父からの手紙を受け取ったマルグリットに
映像版では、何々?見せて、とふざけるアルマンというのは
サーシャはしていなかった。
黙って座っていた。

アルマン父との戦いが終わり別れを決意したマルグリットの
所へただいまーと帰ってくるアルマン。
その時だったか次だったか、アルマンはじゃあまたねーと友達に
手を振っていた。田舎でお友達ができたのでしょうか。
まさに絶好調のアルマン。このあと起きることも知らずに…。
一回帰って来てまた、マルグリットに出かけるよう言われて
また出かけるアルマン。
帰ってくると、マルグリットはいない。
アルマンはまだ「どこ行ったのかなー?」程度にしか思っていない。
マルグリットの帽子を抱きしめ椅子の上に投げて
白のショールが落ちているのを拾って椅子にかける。
そして座ってぼーっとしていたがそのうちに何かおかしいと気付く。
ナニーナのトランクが置いてあるがアルマンはそれには気付かない。
映像版ではアルマンはそのトランクを見てはっとするのだが、
今日の舞台では、ふっと不安にかられて立ち上がり
きょろきょろとマルグリットの影を探そうとし始めた時に
ナニーナがやってきてアルマンに手紙を渡す。
アルマンは震える手で(本当に手が震えてた)
手紙を開けてさかさまになっていたらしいのを向きをちゃんと変えて
ぶるぶる震えながら手紙を読む。ガーン。
ここのソロダンスがまたすごかった。
本当に痛々しい踊りで、アルマンは気が違ってしまうんじゃないかいうくらい。
両手を前からばっと後ろに出すところはものすごく激しく後ろに出すので
腕が抜けるんじゃないかと思ってしまいました。
サーシャの激しい息遣いが聞こえてきた。
切なくて息ができなくなった。苦しかった。
そして走る走る走る。やっとのことでパリまでついてマルグリットの部屋へ行くと
裸の男が背中を向けて立っているのが薄い幕越しに見えた。
アルマンはばたんと大の字になって倒れる。

第3幕
シャンゼリゼでの再会
ここも切なかった。
ベンチに座っているとマルグリットの姿を見つけたアルマン。
気付いたマルグリットは凍りつき、手に持っていた椿の花束を落す。
時間が止まったような瞬間。
ゆっくりゆっくりゆっくりとマルグリットに近寄り
花束を拾うため地面にひざまずくアルマン。
マルグリットは思わずというか抑えきれない気持ちで
葛藤しながらもアルマンの髪に触れようとおずおず指先を伸ばす。
しかし、立とうとしたアルマンの髪に手が触れた瞬間
電気に打たれたかのようにびくっと手を引っ込める。
そして、平静を装って手を差し出すマルグリット。
その手を取り唇をぎゅっと強く押し付けるキスをするアルマン。
ガストンとオリンピアが来て、オリンピアはアルマンに色目を使う。
そして、さあ行きましょうと言われ、マルグリットとアルマンは
ゆっくりゆっくりどうしようどうしよう、と思いながらも二人で
今にも腕を組みそうなところへオリンピアがさっと割って入り
アルマンの腕を持ってさあ行きましょう。と連れて行く。
ここで思わず、マルグリット早くアルマンの腕をとって!
と思ってしまったができず、二人とも切ない表情に。

これ見よがしにオリンピアといちゃつくアルマン。
アルマンは、オリンピアに対しては敬意のかけらも払っていない。
マルグリットに見せつけることしか頭にないから。
ぱっと見は普通にリードして踊っているが
くるくる回して抱き寄せるのがちょっと乱暴なあつかい。
添える手にも優しさがない。微妙な違い。

でもオリンピアはそんなことちっとも気にする女ではない。
あのマルグリットの元いい人を奪ったことで得意満面。
マルグリットにもうあんたの時代は終わったのよ!という態度みえみえ。
アルマンもオリンピアもお互いに利用し合っているだけの関係。

そして、いよいよ黒衣のパドドゥ
黒いマント姿のマルグリットはかなり長い間
舞台奥で立ち尽くしていた。
いったい自分で自分が何をしているか分からない状態の
アルマンはぼんやりとしていて、中々気付かない。
気付いてからも傍に行くまでかなり長い間を感じました。
どうなるのかと凄い緊張感が漂います。
最初は冷たい態度をとろうとするが、それもすぐできなくなる。
彼女の体を抱くと、これまでのこと全て消え去って
激しい愛が蘇ってくる。
マルグリットも自分を抑えようとするが抑えきれずに
徐々に二人の気持ちが高まっていく様子が圧巻。
もうどうなってもいい!このまま二人とも死んでしまうのではないか
というくらいの激しさで愛し合う。
二人ともこのまま死んでしまえたら、と思っていたのだろう。
ここの愛し合うシーン、マルグリットが仰向けでその上にアルマンが乗って
二人が腕をくるくる絡ませあう所、くるくるしたマルグリットの腕がそのまま
クロスしてアルマンの首をつかむようにしていた。
それもごくスムーズにしていた。すごく美しかった。切なかった。
ガラなどで、何度も見ているこのパドドゥ。サーシャのも前回バレエガラで見たけれど
やはり、全幕で見るとものすごい迫力だった。ふう~。
二人で眠ってしまう。アルマンはきっと、マルグリットと別れてから
熟睡することができていなかったのだろう。ほっとしたような顔で爆睡。
マルグリットはやはりすぐ目覚める、というかマノンの悪夢にうなされて
ちゃんと眠ってはいなかった。
目覚めて、マルグリットが居ないのに気づいてやっぱりか、と落胆、怒り。
舞台のはしっこで、一生懸命首のリボンを蝶々結びに結ぶ。
結構時間がかかっている。そして、最後にかなりきつくぎゅーっと締めていた。
激しく踊ってもほどけないように。
そして、マルグリットの忘れていった黒いベールを拾い、
丸めて胸の内ポケットに入れた。でも、長ーく垂れ下がっている。
オリンピアに会って、そのベールをオリンピアの頭からそれをかぶせて笑う。
オリンピアもなーによこれ、と大笑いしぽいっと捨てる。
それを小間使いが拾っていく。
こっからもすごかった。かなり、酒をあおるように飲んで大げさにはしゃぐアルマン。
マルグリットを強引にひっぱって踊る。
抵抗する力もなく振り回されるマルグリット。
はんぱじゃなく乱暴に振り回していたぶる。
そして、逃げるように走っていったマルグリットの所へ歩いていくアルマン。
ここすごかった。一瞬、マルグリットの目を見てとまどったような微妙な表情。
映像のように半笑いでほらよっというような乱暴な渡し方ではなく
きちんとはい、これ、という感じだったので、
もしかしたら、謝罪の手紙か、事情が分かったのでもう一度やり直そう
とかいう、嬉しい手紙なのでは?と期待をしてしまうような渡し方だった。
一瞬マルグリットの表情に、もしかしたらというほんの少しの希望が表れた。
たった今、あんなひどい仕打ちを受けたのに、それでもまだ期待する哀しさがあった。
それだけに、手紙を読んで札束を見た時の受けた衝撃ははかりしれない。
しかし、アルマンの表情も壮絶なものがあった。
その手紙を冷静に渡したあと、そのままマルグリットの顔を
一度も見ることはなかった。
顔をそむけて離れて行き、離れたところでわなわなと震えながら立ち尽くす。
マルグリットを見なくても、自分のしたことがどれほど彼女を深く強く傷つけるか
はっきりわかっていた。取り返しのつかないことをしてしまったことをわかっていた。
その時点で既に自分は何と言うことをしてしまったのかと恐れに震えていた。
これがマルグリットとアルマンの最後のシーン。
なんということ!

そして、ナニーナがやってきてアルマンに日記を渡す。
日記を読み始めるアルマン。
最後までアルマンに一目会いたいと辛い体をおして劇場に通うマルグリット。
痛々しい。ここでも映像版と違ったのは、席を立って走り去るマルグリットを
プリュダンス、N伯爵、ガストンもだったか心配して追っかけていった。
マルグリットのことを少しでも心配してくれている。

そしてマルグリットが部屋へ戻り化粧を落す。
眠っていたらまたマノンが夢に現れる。
マノンはもう死を迎えようとしている。
今までマノンとは違うと逃げようとしてきたマルグリットだが
今はマノンに寄り添うようになっている。
愛する人の腕に抱かれて最期を迎えるマノンのことをうらやましく思っている。
必死に自分をマノンに重ね合わせようとしている。
そして、デグリュが死を迎えたマノンのなきがらを抱いて去っていこうとすると
私を置いていかないで、お願いだから一緒に連れて行ってと
言うようにマノンの腕を必死に握る。しかし力なくするりと抜けて
デグリュとマノンは去っていき、一人残されるマルグリット。
そして、長いすに横たわっていたマルグリットが突然立ち上がる。
間違いなくはっきりとアルマンの姿が見えているのだ。
一瞬ほっとしたような表情を浮かべ倒れる。
アルマンが日記を閉じ遠くを見つめる。
アルマンが日記を閉じた瞬間私の頬に涙がつーっと一筋流れました。
このラストシーンは静かだった。安らかな感じ。
今までが、あまりにも激しく命をすり減らすような愛だったので
ある意味ほっとした。
最期の瞬間ハッキリとアルマンが見えていたマルグリット。
サーシャが日記を読み終わった瞬間の表情を
はっきり思い出せないけれど、なんかほっとしたような
重い荷物をおろしたような何かから開放されたような表情だったような
私の中の印象。そうあってほしいと思っていたから
そう記憶しているのかもしれない。
でも、日記を読んでマルグリットが強く心から自分を最期まで
愛していてくれたことがはっきりわかり
マルグリットは自分が思っていたとおりの誰よりも清らかな心を持った女性だった
ということがはっきりしてもやもやが晴れたと思う。
そんな女性を一人寂しく死なせてしまったことは
悔しいけれど、二人の愛は本物だったという確信を得た
アルマンはきっと、前向きに生きていけるような気がする。
(完)
こんなに長い長い感想を書いたのは初めて位かも。
1シーン1シーン心にしみる舞台でした。
いつまでも忘れられないバレエになりました。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

22:04  |  バレエ鑑賞  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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