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2007.08.05 (Sun)

ルグリと輝ける仲間たちその2

やっとですが、ルグリ第2部以降感想です。
といっても一つ一つにそれほど細かいコメントはできませんが…。
「ビフォアナイトフォール」
ルグリのスーパーバレエレッスンに登場した面々がずらりと勢ぞろいと言った感じ。
注目株のエレオノーラとマチルド・フルステーはこれだけの登場だったのですが、あまり一人ひとりの個性まで読み取るには私の力が及びませんでした。みんなそれぞれ実力があるからここまで美しく流れるように見えたのでしょう。これはあまりそれぞれの個性を表現するような作品ではなかったのでまとまって見えたのはよかったのでしょう。叙情的な作品でした。

「ドリーブ組曲」
ジョゼ・マルティネス振付で、アニエス・ルテステュが衣装を担当した作品。
音楽も素敵で衣装も青を基調としたきれいな衣装でパリオペラ座らしいエクセレントな感じでした。この青好きです。振付もきれいでうっとりしました。こんなの踊ってみたいなーと思いました。(無理なのはわかっていますが、こんなの踊れたら楽しいだろうなーと憧れます)

「アベルはかつて…」
二人の男性のデュオ。白いシーツが中央に広げてありその両脇にそれぞれがいます。プログラムの解説を読んだのは見た後でしたが、踊りから二人の関係がなんとなく伝わってきました。グレゴリーは強くて優位にたっている。力で相手をねじ伏せるような男性。ステファンは繊細でナイーブな男性。グレゴリーにいいように扱われている様子。でも、憎みあいながら実は裏返しで愛し合っている複雑な関係のよう。アベルということは「カインとアベル」の兄弟の話かと途中で気がついた。愛し合いながらも反発しあい、権力を誇示し、従いながらも服従はせず…。といった緊張関係の末最後には…。すごく、そんな関係性が伝わってきて二人とも見事な表現力でした。個人的には、ステファンの踊りは役柄のせいですが、とても繊細な動きできれいで好きでした。

「ジュエルズ」よりダイヤモンド
これは世界バレエフェスでもこの二人のこの演目を見たので正直せっかく今をときめくエトワールコンビなので、別の演目を見たかったなと思いますが、急遽のメンバー入りなので無理は言えませんね。
きらきら輝くダイヤモンドでした。実は、バレエフェスの時はこれで寝てしまいあまり覚えてないのです。ジュエルズはルビーが情熱的で好きなので。でも、なんだかアニエスの踊りはすごくきらきらした感じがして素敵なのですが前回ぴんと来なかった通りやはりあんまり好みではないようです。私は。ジョゼはかなーり好きですが。ちょっと髪がきっついパンチパーマのように見えて「えっ!」と思いましたが超エレガントな動きです。彼はバレリーナを本当に宝物のように扱ってくれて、バレリーナを美しく見せてくれるスマートなサポートをします。こんなダンサーと踊れたら幸せだろうなーと思います。

「オネーギン」
この日の公演はやはりこの演目に尽きるでしょう。
これだけで、見に来て良かったと思わせる濃さでした。この短い場面だけで、物語が成り立っていました。正直モニクがタチアナを演じるのって?と心配もありましたが、舞台にいるモニクを見てそんな心配はふっとびました。そこにいるのは正真正銘の若い人妻でした。すごく若く美しいのですが、哀しみをたたえているタチアナそのものでした。

【More・・・】

その部屋へ走ってやってくるルグリさんの走り姿の美しいことといったら…。オネーギンって訳の分からないどうしようもない男なのですが、昔のひどい仕打ちに、心から憎んでいるはずなのに、やはり心が揺れてしまうような魅力的な男。ルグリさんが演じると納得してしまいます。普通は、なんでこんなヤツに今更心が揺れ動くんだと思うところなので、そこんところに説得力を持たせるのが難しい役どころです。オネーギンは最初はそこまでの、気持ちはなく軽い感じでタチアナにせまっているのですが、段々とタチアナの様子にただならぬ気持ちを感じ、一体これはどういうことだ?と考え始める。でも、やはり理解できないよう。タチアナは最初は冷たく拒絶するのですが、それでも無邪気にせまってくるオネーギンの魅力、昔惹かれたその時の気持ちが蘇ってきてふっと気持ちが動いてくる。一時その感情に流されそうになったが、やはり強い気持ちで、昔の仕打ちを思い出し、自分の今の状況を考えプライドも守らなければと我に返る。そして、意を決して彼に昔の手紙を見せる。できればそのことを知られたくない気持ちもあったのだけど、そうしないと彼の思いを拒絶することができないと、心の中では泣き叫ぶような感じで手紙を彼につきつける。その手紙を見てオネーギンはやっとそのことに気付く。自分はなんて愚かな男なんだと思い、手紙を破いて走り去っていく。残されたタチアナは慟哭。
タチアナの気持ちがずしーんと伝わってきて、胸がはりさけそうになりました。嗚咽をもらしてしまいそうなくらい泣きました。こんなに短い時間で物語の中に引き込んでしまった二人の演技はすざまじいものでした。やはり、伝説的なペアと言われるだけあります。ルグリのためにとわざわざ日本まで来て踊ってくれたモニクに感謝したい気持ちでいっぱいになりました。この舞台を見ることが出来て本当に幸せでした。日本のファンは本当に贅沢ものですね。テクニック的にも既にエトワールを何年も前に引退したダンサーとは思えないほどです。クランコのものすごいリフトや、上に放り投げられて回転するようなものもぴたっと決まるのですから、恐れ入ります。今回の舞台でモニクは現役から完全に引退するそうなのですが、まだまだ充分やれるのでは?と思ってしまいます。このペアでオネーギン全幕を見られたらこんなしあわせなことはないのにと思うと残念ですが、一生忘れられない舞台でした。ルグリさん、モニクさん本当に素晴らしいものを見せてくれてありがとうございました。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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