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2007.07.31 (Tue)

グルジア国立バレエ「白鳥の湖」

2007年7月29日(日)5:00PM~7:10PM
大阪フェスティバルホール
アレクセイ・ファジェーチェフ版

オデット/オディール:ニーナ・アナニアシヴィリ
プリンシパルダンサー/ジークフリート王子:アンドレイ・ウヴァーロフ
芸術監督/悪魔:イラクリ・バフターゼ
パ・ド・トロワ:ニーノ・マハシヴィリ、ラーナ・ムゲブリシヴィリ、ラシャ・ホザシヴィリ


ニーナの白鳥もさすがの素晴らしさで、ウヴァーロフはまさに理想的な王子様で素晴らしかったのですが、この版の演出だったのが残念と言わざるを得ない感じでした。バレエ団のプリンシパルダンサーが白鳥の湖の舞台練習でいまいちうまくいかず、悩みながら眠ってしまい夢の中でジークフリート王子になるという演出にした意図がよくわかりません。そのせいで、王子役の役作りがはっきりとしなくなったように思えるし、オディールに愛を誓ってしまったあとに、オデットに謝りに行った時にまた、パドドゥがあり(音楽はマシューボーン版で1幕王子の寝室で様子を見に来た女王と王子が激しく踊るシーンのドラマチックな音楽でした)ちょっと見せ場は作ってくれて嬉しくはあったのですが、ロットバルトと闘って…とかの結末はなくオデットもそのまま去っていってしまい、王子が倒れてそのまま現実に戻るという、不完全燃焼なものでした。ラストが近づくにつれてだんだん、見ている方も気持ちが高まってはいったのですが、そのままぽーんと断ち切られた感じです。わざと泣き所を失くしてしまう演出で、感極まる寸前まで持っていってはしごを外されたようで一体なんのための改訂?と感じました。普通の演出で見られたら絶対にもっと感動できたと思うので本当にもったいないです。
ウヴァーロフもどう演じるか悩んだでしょうが、その設定に忠実に演じられていたと思います。最初のリハーサルのシーンでは、いまいち乗らない感じでの踊りでした。感情を入れないで下手に踊るのって難しいと思います。本来なら美しくてうっとりとする振り付けで、王子っぷりを堪能したいところですが、微妙に乗り切らない感じの踊りをしなくてはいけないので、その感じがよーく出ていましたが、見るほうにとっては素直に美しい王子様ぶりを見たかったです。夢の中でオデットに出会ってからも、最初は自分は夢を見ているとわかっているので、心底オデットに近づこう、触れたいという感じではなく、夢の世界をどこか客観的に楽しんでいるような所から始まって徐々に気持ちが入っていくという流れを表現できていたように思います。(こちらのかんぐり過ぎかも?)でも、この演出では見る方もそのように考えざるを得なくて気持ちが入り込みにくかったです。舞踏会のところも王子はこの夢の状況をわあすごーい!とどこか楽しんでいる風で花嫁候補と踊るのも気が乗らないというより、楽しんでいたみたい。
演出への文句はこれくらいにします。
ニーナは断然オディールを踊る時が楽しそうでイキイキとして見えました。オデットももちろんさすがの貫禄で素晴らしかったのは言うまでもありませんが。オディールの見せ場連続フェッテでは、最後の着地でぐらっとバランスを崩しかけてひやっとしましたが、笑顔でキメポーズ。もちろん、最初の方にはダブルも定期的に入れてました。後半はシングルのみでしたが。ウヴァーロフは、お見事です。本当に美しい見事な王子様でした。空中での姿勢が最高に美しく今日も回転は完璧でした。グランジュテアントゥールナンの形の美しさといったらたまりません。グランパドシャも大好きです。ものすごい高いジャンプですが、ふわっと空中で静止しています。ロシアンスタイルは好きです。うっとりさせてくれました。ウヴァーロフはテクニックも安定して素晴らしいし、サポートも素敵だし、(リフトされると高いのでとても怖そうだけと)演技もできるし、コミカルな面もあるし、是非色んな役で見たいですね。
感動しそこねた舞台なので、語りたいところはそんなもんでしょうか。
カーテンコールでは、また、ウヴァーロフは大げさな感じでひざまづいてニーナに手を差し伸べて笑いをとってました。ニーナは後ろ向きに羽ばたきながら去っていきカーテンコールはあっさり終了しました。申し訳ないですが、やはりドンキほど盛り上がることはできませんでした。
と、いうか大阪人はやはりいらちなのか?比較的いつもカーテンコールはあっさり終わる傾向にあります。客席の電気がついたらさあ帰ろうっていう雰囲気。ちょっと拍子抜けする場合もあります。
順調に感想を書き上げられて良かったですが、続けて見ると印象がどんどん薄れていき本当にもったいないです。先週金曜はドンキ、日曜はこの白鳥、翌日の月曜はルグリと仲間たち。ルグリとモニク・ルディエールのオネーギンが非常に素晴らしく、正直白鳥の印象がかなり薄れてしまってあまり思い出せなかったのです。ただ、ルグリ公演の黒鳥のパドドゥを見てニーナとウヴァーロフはやはり凄かったとは再確認できましたので、二人の踊りは素晴らしかったということで締めておきます。
お次はルグリと仲間たちの感想をはやいうちに。
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テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

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