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2008.10.18 (Sat)

映画「バラの刻印」見ました

昨日、神戸市長田にある映画資料館で
サービスフライデー華麗なるバレエ映画集というのをやっていて
「バラの刻印」を見てきました。
3週間にわたってベジャールもの2本「そして私はベニスに生まれた」
「アダージエット モーリスベジャールの時間」をやって
昨日が最後だったのですが、すぐ近所なのに、そんなイベントは
知らなくてぎりぎり昨日見る事ができました。

『バラの刻印』1981年アメリカ・オーストリア/88分
監督:ロバート・ドーンヘルム 出演:キラ・ニジンスキー、パトリック・デュポン

ニジンスキーの娘キラの視線を通して虚実をおりまぜて、ニジンスキーの生涯を描こうとした映画。
ドキュメンタリーのような作りですが、どこまでドキュメンタリーでどこが演技なのか
よくわからなくなる不思議な映画でした。
彼女はこの映画の製作年で計算すると既に70歳を超えていたのかなと思います。
背はそれほど高くはなく、小太りの老婦人といった感じで黒い髪を短く切りそろえています。
目がとても鋭く、彼女の若い頃の写真を見るとものすごく美しく
まさにニジンスキーの「薔薇の精」などの写真に瓜二つという超美形。
すっかり年をとった今も、目の辺りにはその面影があります。
とにかく、キラという人の強烈なキャラクターに最初は圧倒されましたが、
だんだんと彼女がとっても魅力的に見えてきました。
決して一緒に暮したくはないですが…。
演技の部分もせりふの部分もあるのかもしれませんが、
彼女の言葉を聞いていると「ニジンスキーの手記」で書かれていた
彼の言葉のような言葉がどんどん出てきます。
怒ったようにまくしたてるように甲高い声でしゃべりまくります。
現実のことなのか、妄想なのかわからないようなことを話します。
父のことも母のこともとても愛しているし、とても憎んでいるようです。
母、ロモラのことは冷たい人だったと言う。
たまに、彼女が踊るのですが、とたんに少女のような表情になり
とても幸せそうに「薔薇の精」の振りを踊ります。
体が重いので飛んだりはしないのですが手振り、顔の表情はまさに薔薇の精でした。
それに、彼女の描く絵はまさに天才としか言いようのないものでした。
スケッチブックがあるのですが、夢の中で彼女が作り出したダンスの舞台を描いています。
ニジンスキーの舞台の絵の世界感がそこにありました。
彼女を見ていると、ニジンスキー本人もこのような人だったように思いました。
ニジンスキーの手記を読んだのですが、そこには突拍子もないような言葉ではあるけれど
決して間違っているとは思えなくて、ただ私達のような凡人には極端すぎてついていけなく
なるような行き過ぎた話に感じることがありました。
彼女のことを見ていると、彼の言葉が現実味を帯びて
理解できなくはないなと思えてきました。
戦争という特殊な時代にあり、殺しあうことが普通となっていた時は
今の私達から見るとみんな狂気じみていると思えます。
それが普通だったとしたら、戦争が間違っていると叫ぶニジンスキーが狂気と
言われただけのことではないかと思えます。
ニジンスキーは、あの時代だったから、踊ることを辞めた、戦争がおかしいと言ったから
狂っていると言われただけで、実際には、病気でもなんでもなかったのではないかな?
今なら、病院に入れられることもなかったと思います。
どんな、ニジンスキーの伝記ものよりもニジンスキーの事をよく理解できる
興味深い映画だと思います。
ただ、「ニジンスキーの手記」、を読んでいない、ニジンスキーって有名なダンサーで
精神分裂病だったのよね、というくらいの知識でこの映画を見ても
わけわからない、で終わるかもしれないし、退屈と言えば退屈な映画です。
しかし、もう一つのポイントはパトリック・デュポンのダンスシーンです。
ちょっとずつしか見られないし、細切れだったりでちょっと欲求不満もありますが、
それは見事でした。
特に「薔薇の精」は体が震えました。まさにニジンスキーのダンスを見ているかのような
気持ちになって見てしまったからかもしれませんが、息を呑みました。
軽やかで、ポーズが美しく顔も美しく、下を向いた表情なんか
あの写真のニジンスキーにそっくりでした。
彼の現役時代は知らなくて、映像で少し見た程度でしたが強引なダンスをする人
というイメージしかなかったので、申し訳ありませんという感じでした。
素晴らしいダンサーです。
彼のジュテアントルラセが、とても素敵で独特でした。
よく見ると普通アントルラセの後ろの足はバットマンなので膝が伸びていないといけないのですが
彼のは後ろの足がアティチュードのように膝から上が上に曲がっていました。
クラシック的には正しい形ではないかもしれないけれど(それともこんな風なテクニックもある?)
非常に美しかったです。
あと、ジゼルのアルブレヒトのバリエーションもでてきます。素晴らしい。
なんか、この感動をどう伝えてよいかわかりませんが、
バレエのマニアックなファンにとっては非常に楽しめるし
そうでない、映画ファン、一般的なバレエ好きの方には楽しめる映画ではないと思います。
中々見る事ができない作品だと思いますが、機会があれば是非見て欲しいと思います。

キラのその後の人生、それまでもどんなことを乗り越えてきたのか
わかりませんが、一生夢の中の自分の世界で生きていた人なのでしょう。
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2008.10.14 (Tue)

ヘスス・パストール来日!!

やっと時間ができたところで大ニュースを発見。
井上バレエ団クリスマス公演の「くるみ割り人形」に
あの、ヘスス・パストールと言うより
(ジーザス・パスターと言った方がしっくり来るのですが)
がゲストとして王子役を2日間踊るそうです。

日時  2008年12月23日(火・祭) 午後5時開演 (4時15分開場)
    2008年12月24日(水) 午後6時開演 (5時15分開場)
場所  文京シビックホール・大ホール

詳しくはこちら
井上バレエ団クリスマス公演

いつの間にかABTを辞めていて、お国へ帰っているということまでは
掴んでいたのですが、それならアンヘルのバレエ団に入るのでは?
と思っていたのですが、そのようなニュースも聞けず、どうしているのかと
気になっていたので嬉しいです。
といっても見に行くかどうかは決めていませんが…。
王子役って大丈夫なんだろうか?
失礼な心配だとは思いますが、サポートに少々不安があったので
成長していることを願います。
東京方面の方、今年のクリスマスは是非こちらのくるみをどうぞ。

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