スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑
2007.02.21 (Wed)

初のポワントレッスン

前々回のマシューボーンのスワンレイク、ロンドン公演レポものすごい反響で、この作品のファンは何度見ても、まだまだ見たいという気持ちを持っているのだなあと改めて思いました。(私も含めて)私の友達にも最近バレエに興味を持ちDVDを貸してあげたところ激しく感動して是非見たいという方もおり、こうして噂を聞いて見て見たいという新しいファンもどんどん増えてくるだろうと思います。
本日は、バレエレッスンの話でして、2週間前に自分のポワントをもらい家で足首にゴムを縫い付けて、ちょっと足慣らしと思い壁につかまりながらドゥミからポワントに立ってみるくらいをしていました。初めは1日5分くらいから、ということだし、一人でするとちゃんとポワントの正しい位置で立てているのか自信がないので2~3回はいてみた程度でした。
昨日のレッスンでほぼ全員にポワントが行き渡って、大先生が来られたので、初めてレッスンでポワントを履く事ができました。
ストレッチが終わって、「今日はポワント履いてみましょうか」ということで、履き方を説明しますので集まってと言われポワントを持って先生の周りに。本などで説明を見てもいまいちこれでいいのか?リボンの処理など悩んでいたのですが、先生のはき方はちょっと思っていたのと違っていました。ポワントをもらったときに若先生にゴムを「わっか」にしてかかとに縫い付けてね、と言われたのでまず、ポワント用ゴムを端を重ねてわっかにしてかかとのところに縫い付けたのですが、大先生はこれでは、ゴムがかかとに当たって痛いから重ねないで縫わないとだめよとのことでした。リボンも本では外側を上にとありましたが、外側から巻いていくとのことで逆でした。まあ、先生によって違うものなんだなーという感じです。リボンは足首に巻いていって自分にとって適当な長さの所で(後ろでも内側でも外側でも)結ぶのでいいと言われました。その辺りはそのうち慣れれば自分のやりやすい箇所がわかってくるでしょう。履いてから、バーを運ぶのに歩きにくいこと!早くして!と言われても、みんな普段のようにすばやく歩けません。
そして、ポワントの足慣らしという両手バーで片足ずつドゥミ、ポワントなどというのをするのかと思いきや、普段どおりのバーを持ってのストレッチからだった。ストレッチのプリエは背中側両手バーで2番でふかーくからなのですが、ふかーくプリエすると足首のリボンがきつく血が止まりそうでした。普通に1番、2番で立つのも、不安定な感じです。ポワントでは足裏で床を感じることが難しいというのは、なるほど、こういうことかとわかりました。バレエシューズではそのままでも、足裏に体重がかかって床にちゃんとついているし、床をつかむ感じも自然にわかります。ところが、ポワントはソールが硬く、脇もきゅっとホールドされているので、細い幅のところに自分で意識して重心を正しい位置に置かないとぐらぐらしてしまいます。これは大変だ!と実感。
最初のストレッチが終わり、バレエシューズに変えるのかなと思っているとそのまま、「ではプリエから」と言われとまどいながらも1番ドゥミプリエ2回目でルルベと言われ、ドゥミポワントかな?と思い必死にドゥミで立とうとしていたら(まだ硬いのでドゥミがまた難しい)ポワントに立ってみて!ですって。ひーっと思いながらなんとか立つ。グランプリエで戻ってから、またポワントに立ってバランス。これを2番、5番で。2番が足を開きすぎていたら、ポワントしたときものすごーい大股開き状態になってしまい、慌てて狭めた。2番は狭くしないと変な位置で立ってしまうので要注意です。ポワントバランスで手はアラスゴンドの時「バー離せますか?」って「それは怖いんじゃないっすか?」と心の中で…。一瞬離してみたが、後ろにふらっといった。体重はもっと前目かな?正しい位置がまだよくわかりません。やはり、バレエシューズ以上に下腹部から上横隔膜をぐっとしめて引き上げていないと立つのは無理のようです。もう、これだけで汗がどっと出てきた。そっからあれよあれよという間にいつもどおりのバーレッスンずっと、ポワントのまま過ぎました。ポワントだとつま先にいつものように神経集中しなくてもすっと気持ち良く伸びてくれる。でも、もっと伸ばさないといけないんだろうなー。
そこで、いつもは腹筋とか軽くするのになしで、すぐセンターに。ポワント脱がないの?と思っていると、さあ早く並んで!と言われてそのまま並ぶ。「はいポールドブラ」まさか、いきなりバーなしでポワントですかー?結局最後までポワントでレッスンしたのでした。ちょっとありえないですよね。5番からシュスーシュスーエシャッペ足変えて5番がかろうじてはできましたが、普段の倍以上つらかったです。一瞬ならシュスーで立てるようです。傾きながらですが…。
それからポワントで初歩おきまりのパドブレです。これもとことこなので比較的立てます。でも、足を送る幅が一定にしにくいです。というか疲れるので段々一歩が大きくなります。アンドウォールも段々ゆるんでくるしで、リズムがばらばらになってしまう。ふう、きつい。私が先生に注意されたのはポワントの足でなく、肩が上がってるということ。上体を上げようと肩に力が入ってしまっていたみたい。肩を楽にしてというところまではまだまだのようです。今日はバーの時から肩をもっと後ろにと手の位置ばかり集中的に注意されました。初めの頃は肩があがっているといつも注意されていましたが、最近はあまりされていなかったので、やっと、肩に力を入れずに足を使えるようになったかなーと思ってましたが、やはり、ポワントになるとまた、肩に力が入ってしまうようです。しかも私は体の他の部位より肩の可動域が狭いようで、後ろにするのがすごーくしんどい。股関節の方が楽に回ります。これから肩の可動域を広げるストレッチをしないと!
ポワントで1時間くらいレッスンしましたが、足の指も足首もどこも痛くなく、思ったより楽にできたなーという印象でした。昨日帰ってからお風呂で軽くマッサージして、あがってからもオイルで念入りにマッサージしたおかげで、今日も筋肉痛はありません。普段よりきつかったのは確かですが。最初からこんなことしてしまうのは、先生によってはなんて無茶な!という感じでしょうが、実は楽しかったです。やっと、バレエに少し足を踏み入れたかな?ということを実感できました。2年弱、地道に基礎レッスンを積んできた成果かなと思います。
実は明日頃にひどい筋肉痛になったりして…。
スポンサーサイト

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

10:55  |  バレエレッスン  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2007.02.13 (Tue)

ROHサモドーロフのくるみ割り人形

ロンドンバレエレポ第二段
英国ロイヤルバレエ団「くるみ割り人形」です。
どれだけいるかわかりませんが、サモドーロフファンの皆さんにとって貴重なレポです。

THE NUTCRACKER 鑑賞時キャスト
    1/13 夜    Nutcracker・・・Steven McRae
              Clara・・・・Natasha Oughtred
           Drosselmeyer・・・Christopher Saunders
      The Sugar Plum Fairy・・Sarah Lamb
            The Prince・・・Viacheslav Samodurov

これまで何度もロンドンでコンサート、舞台鑑賞をしてきたにもかかわらず肝心のROHでのロイヤルバレエ鑑賞は初めてです。昨年ENBのくるみ・・を見たCoIiseumもゴージャスな内装でこれぞ劇場といった感じでしたが、やはりROHは格が違うなといった感じでした。勿論私が見たお手ごろ価格の席あたりにはカジュアルな格好のいかにも観光客といった方もいるのですが、見るからにセレブないでたちの方々も多くて、さすがにこの国の階級意識はまだまだ健在といったところでしょうか。本題の舞台の感想を簡単に・・。最初は正直初鑑賞がくるみっていうのもちょっと・・と思いましたがそろそろROHデビューもしたいなって事での初鑑賞でしたが、やはりセット、衣装の少しくすんだ様なRBの色彩感が美しく、ピーター・ライト版のくるみが一番好きな私にとっては門外不出のRBのくるみ・・やはり見ておいて良かったです。サモドーロフに関しては、妹が以前NHK-BSで放映していて現在シアターテレビジョンで放映中のロイヤルボックスインタビューでのサモドーロフを見てからというもの、いたく気に入っていたのと、Sheva様がRB来日時のサモドーロフを絶賛されていたのがずっと意外で・・。というのは私は現在のあのプロモ写真の彼しか知らず、何かあの写真おじさんぽくてどうしても王子っていうイメージがわかなかったもので。で事前にロイヤルボックスインタビュービデオを見たところ全然私のイメージとは違っていました。これを見て納得、非常に興味深いダンサーだと理解出来ました。ちなみに今月シアターテレビジョンのロイヤルボックスインタビューまさにそのサモドーロフですので是非是非見て下さい!とはいってもこの番組は10年ほど前ですからあまり期待してはいけないと思って舞台鑑賞に臨んだのですが、遠目には^_^;変わってません。Sheva様のおっしゃる通りこれぞ王子でした。あの扮装ってなかなかぴったりくる人っていないと思うのですがメイク上手なのか非常に似合ってました。勿論踊りもほぼ完璧。にもかかわらずアンコールで一番拍手を集めていたのはくるみ割り人形に扮したスティーブン・マクレイでした。彼は今最も注目の若手の1人の様で、確かに踊りも端正で非常に良かったです。が、サモドーロフのソロの際もう少し拍手があっても良かったのではと・・。やはりよそから来た人間にはロイヤルファンも冷たいのかなといった感じで少々寂しく、もしかして彼はあのままマリインスキーにいた方がロパートキナやヴィシニョーワのパートナーとしてもっと華々しく活躍出来ていたのではと勝手に思ったりしたのですが・・。


最後に余談ですが、もうすぐウィル・ケンプの出演する(世間一般ではハリーポッターのラドクリフ君が出演するという紹介になるのですが)「エクウス」の舞台がロンドンで始まりますが、そのキャストに、あのスワンレイクのオリジナルキャストで私がビデオで見て大のお気に入りダンサーGreig Cookeの名があるのです!!ちなみにビデオではスワンの他セーラーマン、ドイツ王女のエスコート等でウィルと結構ツーショットで映ることも多い美しいダンサーです。私の把握している最新の近況では(とはいっても2、3年前検索したものですが)Charles Linehanというコンテンポラリー系の振付家のカンパニーで“カリスマダンサー”などとレビューで評される事もあるダンサーとなっていて、London.danceのサイトのビデオで一瞬ではありますが踊っている彼の姿を見たところなかなか美しく、こうなったらこの舞台も見に行かなくてはと思っている次第であります。

うーん、やはりサモドーロフ絶対生で見たいです。来年のロイヤル来日公演に主役で来てくれる事を心から願っています。

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

23:35  |  バレエ鑑賞  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑
2007.02.12 (Mon)

マシューボーンのスワンレイクロンドンレヴュー

今年1月、マシュー・ハートがプリンスを演じるマシュー・ボーンのスワンレイク、ロンドンサドラーズウェルズ劇場公演に、私の姉が見に行きました。ついでといってはなんですが、ROHでロイヤルバレエ団「くるみ割り人形」で、サモドーロフ王子も見てきました。その感想を書いてもらったのでアップしました。まずは、「スワンレイク」から。くるみはまた明日アップします。
ものすごーく興味惹かれるキャストなのでないとわかっていても、日本に来てほしいなーと願わずにはいられません。では、貴重なレポお楽しみ下さい。

① 今回のロンドン行きの目的
何といってもマシュー・ハートのプリンスを見る事でした。思えば「オンユアトウズ」最終日出待ちの際、当時出たインタビュー記事でマシューがThe Swanを演じたがっているというのを見て、「次回はスワンレイクで日本に来て・・」と非常につたない英語で伝えた私に「Make a Wish!」と笑顔で人指し指と中指を交差して(おまじないのしぐさですよね)答えてくれて以来その日を待ち続けていた訳ですが、パリ、ロンドンのみとなると見に行くしかないという訳で・・。The Swanではありませんが彼のプリンスはどう考えてもはまりすぎの訳で・・。ただ怖いのは周知の通りキャストは当日発表なのでチケットを購入済みの3回で下手をすれば1回も見られないかもという不安も抱きつつの旅です。出発直前には連日ソルドアウト状態になっていたので、空きの日にロイヤルバレエの「くるみ割り人形」のチケットを妹おすすめサモドーロフ出演日という事もあって購入、3日滞在中4回の舞台鑑賞、トラブル続きでセール中にもかかわらず買い物も出来ずバタバタし通しの旅となりました。地下鉄の各駅では(ポスターの中で)ボネッリ君が美しく舞って疲れを癒してくれました。
② SWAN LAKE 鑑賞時キャスト
1/12 夜 The Swan・・・・Alan Vincennt
         The Prince・・・・Matthew Hart
         The Queen・・・・Nina Goldman
         The Girlfriend・・Agnes Vandrepote
    1/14 昼 The Swan・・・・Alan Vincennt
         The Prince・・・・Matthew Hart
         The Queen・・・・Saranne Curtin
         The Girlfriend・・Nina Goldman
       夜 The Swan・・・・Thomas Whitehead
         The Prince・・・・Simon Williams
         The Queen・・・・Saranne Curtin
         The Girlfriend・・Nina Goldman
まずお断りですが、キャストに関してはキャスト表というものがあったのかどうか、とりあえずロビーが人でごった返していて確認出来ませんでしたので誤りがあるかもしれません。勿論マシューに関しては間違いありませんが・・。という事で日本のスワンファンの皆さんの中には群舞ダンサーのファンの方も多いと思いますが、キャスト確認も出来ずなのでそこまでチェックが行き届きませんでした。しかし前回ツアー時の懐かしい顔も沢山見られ、その方たちお目当てと思われる日本あるいは韓国の方も見かけました。ちなみにウィルの妹デイジー・メイちゃんは(多分)背が高く目立っていましたが踊り、演技はまだまだこれからですかね。しかしケンプ家の皆さんはお兄ちゃんに続き感無量でしょうね。やはりキャスト表はなかったのかなという出来事・・1回目鑑賞時の幕間、トイレで並んでいたところ館内放送で「今晩の王子はマシュー・ハートです」とたった一言。毎回こんな風に教えてくれるのかとも思いましたが、それならThe Swanは?となりますし、結局私の見た日に関してはこの日だけの出来事だったので、想像するにきっと「あの王子をやっているのは誰?」という問い合わせが何件かあっていちいち答えるのが面倒だったのかなと・・。

③ The Swan アラン&トーマスについて
アランスワンに関しては正直見る前は不安で、というよりかなり否定的でした。どう考えても違うだろう・・あの気の良さそうなでっかいあんちゃんが白鳥とはどう考えてもと。でも結論を言うとかなり良かったんですよねこれが・・。確かに白鳥というより鷲とかいう感も否めませんが腕の動きが意外にもしなやかで、まぎれもなく鳥なのです。私のThe Swanにおける第一チェックポイントはオープング登場時(ベッド上せりあがりでの羽ばたき)ここでいまいち・・と思うと全体通してそうなってしまいがちなのですが、まずアランスワンはインパクトという面からはアダム以来の存在感で(あの体ですからね)勿論その他のスワン達の中でもまぎれてしまう事はありません。まさしくリーダーというかボスといった感じです。普段の役のイメージからストレンジャーはお手のものかなと思ってましたが、ここではやはりシャープな動きが求められる分体の重さが少々気になり、とはいえテーブル越し等々無難にこなしていて、あのごっつい体でよく動けるなと感心しました。という事で意外にもアランはスワンの方が良かったですね。全体通してさすが主役を張っているパフォーマー、見せ方を熟知しているなといった全体通しての感想です。マシューのエモーショナルな演技に太刀打ちできるだけのものがアランにはあるので観客にもその熱気が充分伝わってきました。一方トーマススワンですが、アダム以来の現役ロイヤルダンサーですから思い切り期待してました。どなたかのブログでロイヤルではキャラクター的なものでいい味出すタイプだといった内容の評を見た記憶があったのですが、プロモ写真以外に全く知識もなく初見も初見。第一印象は小さいんだなと。まアランスワン2回見た後では・・というのもあります。一瞬アダムっぽいなと思う瞬間もありましたが、やはりこの振付って本当に大変なんだと改めて思い知らされましたし、やはり今ソリストですからまだまだ主役張ってといった経験も少ない訳でそれはアダムスワンと比較しては酷だという事です。ただストレンジャーなんかやってるのを見ると演技も好きなんだなといった感じで今回主役でスタオベ受けたりする快感に味をしめてアダムの様にロイヤル辞めるなんて事にならないかとロイヤルファンでもある私としては少々心配になりましたが・・。
プロモ写真はちょっと暗めの印象でしたがアンコールでは笑顔全開でした!。

④ The Queen & The Girlfriendについて
私の初日の女王は普段ガールフレンドを演じている方でその日のガールフレンドは第2キャストの方だったと思われますが2人とも正直もうひとつといった感じでした。ニーナ女王は演技的にも技術的にもやはり以降2回見たサラーンとはこれまた経験の差でしょうが・・。マシューとの1幕寝室での息詰まる場面も彼女では物足りなかったのが、サラーンとなるとやはりインパクトが違う、これもアラン同様見せ方を知っている、相手の演技を返すだけの力の差でしょう。ニーナもそれ以降のガールフレンド役ではまあまあでしたっていうか、初日のガールフレンドの彼女が何か吉本新喜劇の方?ていう位ベタなテイストでちょっと私は苦手だったので。ただロンドンの観客には彼女は大受けでした。

⑤ The Prince マシュー&サイモンについて
私にとっては本題となるプリンスですが、1、2回目がマシュー、最後1回がサイモンでアラン&マシュー2回、トーマス&サイモンが1回と当初と違ってこのペアが固定になったのかと思っていましたがSheva様のサイトでのasukoさんの千秋楽レビューを拝見したらやはり第一ペアはアラン&サイモン、トーマス&マシューだった様で、トーマス&マシューペアが見られなかったのが残念でしたが、まあマシュー王子に3回中2回あたったのはラッキーと思わなくては下手すりゃ1回も見れずなんて事もある訳で・・。で1回目鑑賞時は夕方着いてすぐで頭がぼんやりしていたのか肝心の少年プリンスから青年プリンスにチェンジするのを見逃し、気がつくと舞台上にルーニー似(マンチェスター・ユナイテッド所属)の王子が・・あれはもしかして!と双眼鏡で確認するとやはりマシューでした。髪をびっしり七三に撫で付けていたせいもあってか少々ふっくらした様な面持ち。思えば映画「ヘンダーソン夫人の贈り物」で久々にその素顔を見られたものの「兵士の物語」でも「ピノキオ」でも素顔はほとんどわからない状態でしたのでそれだけでも感動。マシュープリンスはスコット・アンブラープリンスの様に若くて美しく地位があっても母親から愛されず寂しさと怒りを秘めている繊細な青年というより、終始一貫おどおどした自信なげな情けない青年といった役へのアプローチだった様に思います。なのでスコットプリンスの時に抱いた王妃が何故この王子を愛せないのかという疑問も今回の場合、母として王妃として厳しく接してしまうのもつじつまがあうといった感じでしょうか。このおどおどぶりが半端でないのです。誰も見てない様なところでのしぐさひとつにも情けなさを醸し出していて、その哀れさがラストの悲劇のクライマックスに向けどんどん観客を引き込んでいくのです。スコット王子の場合ガールフレンドに騙されたと気付いてからは彼女に対しても怒りをあらわにしていると思うのですがマシューの場合それでも自信なげにおどおど、僕のどこが悪かったの?すみませんっていう感じ、皆が踊っている時も物陰から見ていたり・・。マシューってやはり自分自身のキャラを良くわかった上で役へのアプローチをしているなと思います。そりゃ彼の演技力ですからスコットの様な美しく繊細な王子キャラを演じる事も出来たでしょう。ただやはり自分にとってどちらの選択がより訴えるものが大きいかと考えた時こういう選択になったのではと思います。まさにはまっていましたから。彼自身は以前インタビューでキャラクターものばかりでなく王子もやりたいといった事を言っていたと思うのでその心中を察すると複雑なものがあり、私がマシューというパフォーマーに強く惹かれるのは、そういったジレンマを常に抱えている様な複雑な部分を、素顔の彼自身からも感じ取れるからなのですが。横道にそれましたが演技だけでなくダンスパフォーマンスはいうまでもなく素晴らしかったです。サラーン女王との1幕寝室のからみも、スワンクバーの外でのソロ!これはもう圧巻でした(涙)。ですがやはり何と言っても2幕。やっぱり何回見ても素晴らしいですよね・・。それをマシューが踊っているんだから悪い訳がないです。アランとのコンンビネーションも非常に良かったと思います。さすがにアランを持ち上げるのは重そうでしたが(^_^;)。とはいってもasukoさんの様に、うまくてもお姉キャラはちょっと・・という方にはサイモン王子のさわやかな少年の様な王子が確かにつぼかと思います。こればかりは趣味の問題で、勿論経験からしても、演技・踊り共マシュー王子と比べるのは酷でしょう。ですがサイモン王子は、今この時しか出来ない、等身大のピュアな王子像をきちんと見せていたと思います。最初は少々淡白でもの足りない気もしましたが、2幕からラストに向けては、トーマスとのコンビネーションも良く、やはり感動的でした。ディープ系がお好みならアラン&マシュー、さわやか系ならトーマス&サイモンて感じだったからこそ、組み合わせが変わったらどうなるのか是非見て見たかったです。アラン&サイモンはasukoさんが書かれていた通りまさに父子といった感じでいいだろうなと想像がつきますがトーマス&マシューはどうなんだろうと・・。ああ見たかった・・。

⑥ 総括
という事で3回とも日本での千秋楽の如くの大盛況でした。アダムスワンのオリジナルキャストでのビデオを見続けて以来、サドラーズでの初鑑賞はスワンで・・それも願わくばアダム、ウィル、マシューいずれか(勿論一同会してくれれば夢ですが)の出演でという念願がやっと叶いました。やはり何回見ても、誰で見てもボーン版「スワン・・」は素晴らしいのですが(とはいってもビデオで見る度オリジナルキャストを越えるキャストはまずあり得ないなと思うのですが)少々気になったのは劇中劇(バレエ)の様ないわゆるおちゃらけ場面のおちゃらけ度が見るたびにエスカレートしているのが今回も気になりました。少々品がない様な・・。ただロンドンで見ているとそれも仕方がないのかなと思うのはそういうのが受けるんですよねロンドンの皆さんに。とにかくよく笑いますよね、何故何がおかしいの?と思う様な場面でも。でもロンドンで舞台を見ていつも驚くのは観客層の幅広さ。特にどんな舞台でも年配の方が多い。例えば一昨年見たガエル・ガルシア・ベルナールの舞台なんて日本でなら観客の大半は若い彼の女性ファンで埋めつくされると思いますが、ここでも若いいわゆるミーハーファンていう感じの方は殆どいなくて、いかにも演劇通といった感じの年配の方が多かったのです。今回の「スワン・・」の舞台にも知的障害の子供さん達の団体の方が車椅子で観に来られていたり、小学生位の子供連れのご家族とお祖母さんお祖父さんとか、やはり芸術を見る目がこうやって成熟していくのかなと常に感心させられます。日本ではこういった演目を母子では観にいっても家族総出では観ないだろうなと・・。トーマス&マシューペアを観たかったとか言えばきりはないのですが、とりあえずやっとサドラーズウェルズで「スワン・・」の舞台を、しかもマシュー・ハートの王子で見る事が出来た。それだけで大満足でした。

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

15:09  |  バレエ鑑賞  |  TB(0)  |  CM(12)  |  EDIT  |  Top↑
2007.02.06 (Tue)

祝!!初ポワント

powant


本日は、私にとって大切な記念日になりました。
初めてのポワントを先生からいただくことができました。
バレエのレッスンのことをぜーんぜん書いていませんでしたが、決して辞めた訳ではありません。休まずに毎週真面目に通っています。最近益々真剣に取り組んでいます。他のクラスにも行きたいのですが中々それはできず、週1回ですががんばっています。習い始めてから、今年の4月で丸2年になります。早いものです。最初はこんなに続くとは正直思っていませんでしたし、まさかポワントが履けるとは思ってもいませんでした。38才の時に生まれて初めてバレエを始めてついに40才になりましたが、40才にしてポワントを履くことができて本当に幸せです。頑張ったかいがありました。
つい最近になって、やっと体を引き上げるということがこういうことだったのか!と理解できたような気がしています。今までは、頭のてっぺんから紐で引っ張られてるような感じでというよく使われる言葉から自分の中では背骨を引っ張りあげるというイメージを持っていました。なんとなくそういう感じにがんばっていましたがいまひとつ引き上げられている感覚がわかりませんでした。
それが、最近ふとしたことからいつも先生が言われているいろんな言葉が「ガッテンガッテンガッテン!」という感じで全て体の引き上げに繋がってきました。ある程度足は楽に動くようになってきたので、顔をつけることに集中してきて、バーでジュッテとかで前に出す時に腕を通して遠くを見るように顔をつけるとどうしても背中が反ってしまいます。そのまま後も反り気味でずっといってしまい、ふと鏡を見るといつも背中が反っているのに気づきました。気をつけているつもりなのにそうなるので先生にどこに気をつけたらいいですか?と聞くと「ここを引っ込めて」と下腹部のあたりを押さえられました。横隔膜が締まってないせいかなと思っていたのに、それより下の方だったので「へえここか」と自分でそこに手を当てて押しながらぐっと締めてみるとなんだか上体が上に上がったような気がしました。「おやっ」と思いそのまま横隔膜まで引っ込めていくとものすごくすーっと上体が上に伸びたようなきがして気持ち良かったのです。今までなかった感覚でした。そう言えば前に先生が腹踊りみたいな感じでお腹を下から上に波うたせるような感じっておっしゃってました。そして、足の付け根から上は下に引っ張り、上は上に引っ張りそこで上下に分けて引っ張り合いをすると前に他のクラスの先生がおっしゃってました。それも踏まえて、足の付け根から下腹部をぐっと引っ込めて、そこの中の腹筋でぐいっとお腹の肉を上に押し上げつつ横隔膜も締めてその筋肉を肋骨の中にすっと入れる感じ。そうすると肋骨がぐっと上に上がる気がします。それをまっすぐ上に力を送るようにしたら背中も反らずまっすぐになります。ずっとそのままの形を続ける。呼吸する時は浅く呼吸するとも教わりました。深く呼吸しようとするとどうしても横隔膜に空気が入り膨らみます。なんで、横隔膜まで入らないようにその上に息を入れるということかな?その形を保つのに大切なのは下腹部の腹筋です。下腹部からしめないで横隔膜だけ締めると肩が後ろに反り、ウエストあたりの背骨も反ってしまうことになります。下腹部と締めると自然とお尻も前に入ってきます。
今まで、それらのいろんなことをばらばらに考えてここはこうでここはこう、としていたのが全部繋がっていてそれは全部体を引き上げるということに繋がってるんだーとものすごく感動しました。
そう思ってこの前のレニ国の舞台を見ていると、女性は特に分かりやすかったのですが、アラベスクの時や高くリフトされる瞬間(体の引き上げが不可欠な時だと思うのですが)みんな下腹部から横隔膜がペコンとへこんでいました。やっぱりそうなんだ!とまたまた感動。
さて、それを理解できた今週念願のポワントを履く時がきました。
今年の第1回のレッスンで先生がポワント用意しますから足のサイズを書いてねと言われてから、毎週今日か今日かと待ちわびていました。今日スタジオに入るとなにやら大きな袋が。もしやと思って除いてみると箱に入ったポワントがたくさん。やったー。いつもらえるのかとレッスンが始まってもどきどきしていたら、バーレッスンの始まる時「ポワント持ってきたので名前呼んだ人から順番に来てねー」と言われ「おお、いよいよか」とどきどきしながらバーをしていたら、私の名前が一番に呼ばれました。「はーい」とどきどきわくわくしながら行きました。そこにはピンクサテンのきれいなポワント!リボン付でした。このパットを足にはめてから履いてみてと言われ、パッドをはめてポワントに足を入れる時、足が軽く震えてしまい、なんかうまく履けません。何とか両足を中に入れると、立ってみて、とのこと。えー立てるのかな?痛くないのかな?と緊張しながら両足ポワントに立ってみるとあら不思議。なんとすごーく楽に立ててしまいます。えっこんなに楽な物なの?とびっくりしました。もちろん壁につかまって立ったのですが。でも、落ち着いてみるとなんかシューズと足がいがんでる感じ。「あれいがんでますね?」と言うと「履く時に親指からうまく滑り込ませてまっすぐはかないといけないの」もう一度足先をぐいっとフィットするように入れて立つと何とかまっすぐな感じ。もうひとつ大きい物も試しましたがやはり、こちらですねということで、シルヴィアのネオチェリー22.5cmが私のポワント第1号となりました。そして、今日早速持ち帰り家でもまた履いてみました。本当にサイズが合ってるのか不安になり、もう一度フィッティング。でも、足指が曲がらず重なったりしてないか?というのがポイントなのですが、正直よくわかりません。曲がってはないと思いますが、重なってないかがいまいちわかりません。でも、サイズ的にはいろんなところから見てこんなところから?と言う感じ。ワイズがひとつ小さい方がいいような気もするが、幅Cになると受注生産みたいなのでしょうがないか。とりあえず今のところ痛くはないし、はじめはちょっとずつしか履かないのでやってみてから判断しよう。とにかく、嬉しい日になりました。これからは一層怪我に気をつけてがんばろうっと

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

23:55  |  バレエ鑑賞  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑
2007.02.03 (Sat)

balletモバイルすごいです!

みなさん、ご存知でしょうか?
balletモバイルを。携帯のballet専門サイトです。
昨年末にそのようなものが出来ると知り、i-modeでは始まっていたようですが、私のyahoo携帯では1月からだったので、忘れていました。さきほど、ふと始まったのかなーと探してみると、ちゃんと始まっていました。バレエ音楽の着メロとか公演情報くらいなもんだろうなーと思っていたらこれが結構素敵です。
なんと、いろんなバレエ団の公演情報とともにインタビューやリハーサル風景の動画もダウンロードできます。新国立のシンデレラからコジョカルのインタビューをダウンロードしてしまいました。かわいい!
それと、なんと現在公演中レニングラード国立バレエ特集で、ダンサー10人インタビュー動画あり!!もちろんというか残念ですが、ルジ様のはありませんが、プロフィール写真と紹介文をダウンロードできました。きゃー!各公演情報のキャストのところのルジマトフの所の色が変わるので選んでみたら、さわやかな笑顔のルジさまが画面に現れて、思わず「ひゃー」と叫んでしまい、夫に「なに?どうしたん?」と驚かれてしまいました。インタビューは、シェスタコワもありませんでしたが、他は主要メンバーほとんどあり。ペレン、ミリチェワ、シヴァコフ、シャドルーヒン、ハビちゃん、etc。
月額利用料315円ですが、バレエレッスン動画や、バレエエクササイズ動画もあり中々充実しているので、試してみてはいかがでしょうか?
公演情報も結構充実。
ただ、いっぱいDLしたくなるので、パケット料がちょっとこわいです。お気を付けてください。対応端末も結構多いと思いますが動画が見られるか、対応端末を確認の上登録なさってください。
詳細はこちらでどうぞ。
http://www.asapnet.co.jp/press/pdf/061218.pdf

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

23:39  |  バレエ鑑賞  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
2007.02.02 (Fri)

神戸にルジマトフが舞う!余韻に浸る

高藍社さんのDMのタイトルがこれでした。
あれから、早一週間がたちました。が、未だにまだその余韻に浸っています。私は今回は、関西での2公演のみですので、あの2場を思い出しては感動をさらに深くしています。「とことんルジマトフ」組の皆さんは大丈夫でしょうか?皆さんの感想を読むとジゼルでも神が降りたようで、もうこの上ない幸せな気分でしょうが、いつまでも心にとどめておきたいものをこうも連続で見ると精神的にいっぱいいっぱいになっているのではないかと心配でもあります。まだ、明日あさってとラストを飾るバヤデルカですね。これまた、がつーんときそうですね。皆さん私の分までしっかりと見届けてくださいませ。
しかし、見るだけでもこれほど体力を消耗するというのに、こんなに渾身の舞台を連日やってしまうルジマトフという人はいったい…!!
本当にこの人の舞台を見るたびに、どうして体の動きだけでこれほど多くのことを表現できてしまうんだろう?
彼のアラベスクほど、雄弁な物はないと思ってしまう。伸ばした手、伸ばした足先、全身からこれほどの細やかなそして激しい感情が痛いほど伝わってくるのはなぜなんでしょう。
彼の舞台を見ると、どれほどのことを感じ取れるかと自分を試されているように感じる。演じる側が全身全霊でくるので、見る側もなまはんかな気持で見ることはできない。バレエは、かしこまってみる物ではないから気楽に楽しみに来て下さい、なんてバレエを一般の人々に見に来てもらうために言ったりするけれど、決してそうではない。ルジマトフの舞台に関しては。気楽に楽しむバレエももちろんあるし、そういうのも大好きです。だけど、見た後にいろんなことを考えさせられるものって素晴らしいですよね。バレエは、思うに、絶対こうっていうキャラクター設定とかストーリーが語られない分、見る側が自由にいくらでも想像をふくらませることができて、その時に感じたことと後から思い返してみてやはり、こうだったのかも?といくらでも楽しみがつきない。他の人の感想を読んで、そういう見方もできるかーなるほど、と思ったり…。そうかと思うと、せりふでそう語ったのではないのに、自分と同じように感じた人が何人もいたりしておもしろいなーと思ってしまう。
本当にバレエっていいもんですねってことですね。
なんか、この一週間そんなことをいろいろと考えていました。
今仕事が入ってるので、それ終わってから神戸白鳥続きと、大阪海賊の感想ちゃんと書くつもりですが、とりとめのない話でした。
白鳥の感想、冷静に書こうと思っていたら、1場感想は思いっきり冷静な感想になってしまいました。あそこまでは冷静に見ていられたのですが。あのあとのことはあまりにすばらしくて、どう書いていいのやら言葉にするのが難しいです。でも、書いておかなくては。

テーマ : バレエ - ジャンル : 学問・文化・芸術

22:42  |  バレエ鑑賞  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
 | HOME | 

検索

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

おすすめサイト

おすすめバレエDVD

東京お勧め宿

最近のトラックバック

天気予報

FC2カウンター

カレンダー

おすすめバレエ本

おすすめバレエショップ

アフィリエイト

リンク

おすすめCD

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。